ビジネスで成功するためには、仕事のスキルや専門知識が重要です。
これは、言うまでもないことでしょう。
ただ、私自身、長年にわたって個人で仕事を続けてきた中で、もう一つ重要だと感じていることがあります。
それは、「周囲から嫌われる行動を、できるだけ減らすこと」です。
何とも地味な話ですよね(笑)。
しかし、個人で仕事をしていると、人間関係が仕事の機会に影響することがあります。
例えば、仕事を紹介してもらえる。
自分の活動を応援してもらえる。
困ったときに相談に乗ってもらえる。
こうした関係は、一朝一夕にできるものではありません。
反対に、何気ない言葉や行動が原因で、相手から距離を置かれてしまう場合もあります。
しかも、厄介なのは、本人に悪気がないケースです。
自分では普通に接しているつもりなのに、相手は不快に感じている。
良かれと思ってアドバイスしたのに、相手を怒らせてしまった。
自分の実績を紹介しただけなのに、なぜか周囲の反応が冷たい。
そんなことも起こり得ます。
私は、ビジネスにおける人間関係を考えるとき、ある言葉を意識しています。
「相手のエネルギーを奪っていないか?」
今回は、私が起業家同士の交流や仕事を通じて見聞きしてきた出来事をもとに、ビジネスで嫌われやすい人の特徴と、信頼関係を築くために意識したいことについてお話しします。
- ビジネスで嫌われる人とは「相手のエネルギーを奪う人」だと思う
- ビジネスで嫌われやすい人の7つの特徴
- 起業家の飲み会で聞いた「アドバイスされて腹が立った」という話
- 正しいアドバイスでも、相手を不快にさせることがある
- 自分の実績を誇らしげに話した同業者との会話
- 自慢話と実績紹介は何が違うのか?
- 嫌われないように控えめにしていればよいわけではない
- ビジネス指導では、嫌われる可能性があっても伝えるべきことがある
- マウンティングされたと感じたとき、私はどうしているか
- 自分の言動が相手のエネルギーを奪っていないか確認する方法
- 応援される人になるには、相手の立場で考えることが大切
- まとめ:ビジネスで嫌われないためには、相手のことを考える習慣を持とう
ビジネスで嫌われる人とは「相手のエネルギーを奪う人」だと思う
私は、ビジネスで周囲から距離を置かれやすい人には、ある共通点があると考えています。
それは、相手のエネルギーを奪ってしまうことです。
ここでいうエネルギーとは、特別な精神論の話ではありません。
時間、労力、集中力、気持ちの余裕などを指しています。
例えば、約束の時間に何度も遅刻してくる人がいたとします。
待っている側は、その間、自分の時間を使うことになります。
あるいは、何かに挑戦しようとしているときに、毎回否定的な言葉をかけてくる人がいたとします。
その人と話した後、何となく気持ちが重くなることもあるでしょう。
私は、こうした行動を「相手のエネルギーを奪う」と表現しています。
もちろん、誰でも失敗することはあります。
遅刻してしまう日もあれば、余計な一言を言ってしまうこともあるでしょう。
大切なのは、一度も失敗しないことではありません。
自分の行動が相手にどのような影響を与えているのかを考え、改善していくことだと思っています。
ビジネスで嫌われやすい人の7つの特徴
ここからは、私が仕事や人間関係の中で注意したいと考えている言動を、7つに整理して紹介します。
すべての人に当てはまるわけではありませんが、自分自身を振り返るための参考にしていただければと思います。
1. 遅刻や約束違反を繰り返す人
まず、約束した時間や期限を守らない人です。
例えば、打ち合わせに毎回遅刻してくる。
約束した連絡をしない。
仕事の納期を守らない。
こうした行動が続くと、相手は予定を変更したり、確認のために余計な時間を使ったりすることになります。
私は、ビジネスにおいて、相手の時間を大切にすることは基本的なマナーだと考えています。
もちろん、交通機関の遅延や体調不良など、避けられない事情もあります。
その場合には、早めに連絡することが大切でしょう。
問題なのは、相手を待たせることに対して、あまり気にしていないように見える態度です。
小さな約束を守ることが、信頼関係の土台になると思っています。
2. 相手の考えをすぐに否定する人
次に、相手の話を聞くと、すぐに否定的な言葉を返してしまう人です。
例えば、誰かが新しい仕事に挑戦しようとしているとします。
その話を聞いて、最初に出てくる言葉が、
「それ、難しいんじゃない?」
「うまくいかないと思うよ」
「そんなことをしても意味がないよ」
といったものだったら、どうでしょうか。
もちろん、問題点を指摘すること自体が悪いわけではありません。
ビジネスでは、リスクを確認することも重要です。
ただ、私は、伝え方によって相手の受け取り方が大きく変わると思っています。
例えば、
「面白いと思うけど、この部分はどう考えている?」
という聞き方であれば、相手も考えを深めやすいでしょう。
一方、最初から否定するだけでは、建設的な話し合いにならない場合があります。
私は、意見が違うときほど、相手の考えを理解してから話すことが重要だと感じています。
3. お願い事ばかりして、相手には協力しない人
3つ目は、相手に何かを求めることばかり考えている人です。
例えば、
「この人を紹介してほしい」
「自分の商品を宣伝してほしい」
「イベントに参加してほしい」
といったお願いを頻繁にする。
しかし、相手が困っているときには、ほとんど関心を示さない。
こうした関係が続くと、相手は負担を感じるかもしれません。
私は、ビジネスにおける人間関係は、必ずしも対等な交換である必要はないと思っています。
ただし、相手から何かを受け取ることばかり考えていると、信頼関係を築くことは難しくなるでしょう。
自分には何ができるのか。
相手にとって役立つことはないか。
そうした視点を持つことが重要だと思っています。
4. 他人の悪口や批判ばかり話す人
4つ目は、他人の悪口や批判が多い人です。
例えば、仕事仲間について否定的な話を繰り返す。
誰かの失敗を面白おかしく話す。
他人の成果を必要以上に低く評価する。
こうした話を聞いていると、気持ちが疲れてしまうことがあります。
また、聞いている側は、
「この人は、自分がいないところでも同じようなことを言っているのではないか」
と感じるかもしれません。
もちろん、仕事上の問題について意見を述べることや、不適切な行動を批判することまで避ける必要はありません。
大切なのは、問題を改善するための話なのか、それとも単に誰かを貶めるための話なのかという違いです。
私は、他人の評価を下げることよりも、自分が何をできるかを考える方が、ビジネスでは建設的だと思っています。
5. 相手の立場や状況を考えずに接する人
5つ目は、相手の事情をあまり考えずに行動してしまう人です。
例えば、忙しい相手に何度も連絡する。
相手の都合を確認せず、長時間の相談を持ちかける。
自分の話したいことだけを一方的に話す。
こうした行動も、相手に負担をかける場合があります。
私は、仕事のコミュニケーションでは、相手の状況を想像することが重要だと考えています。
今、この人は何をしているのか。
どのくらいの時間を使ってもらうことになるのか。
この相談は、今する必要があるのか。
こうしたことを少し考えるだけでも、やり取りの仕方は変わると思います。
6. 自分を過大評価し、他人を過小評価する人
6つ目は、自分の実績や能力を大きく評価する一方で、他人のことを低く見てしまう人です。
私は、このタイプの言動には特に注意が必要だと感じています。
なぜなら、本人は自信を持って話しているつもりでも、相手には見下されているように伝わる場合があるからです。
例えば、自分の経験を説明するときに、相手の知識や実績を確認せず、
「あなたには分からないと思いますが」
といった前提で話してしまう。
あるいは、相手の仕事を十分に理解していないのに、簡単に評価してしまう。
こうした言動は、相手の自尊心を傷つける可能性があります。
私は、自分の実績に自信を持つことと、他人を低く評価することは別の話だと思っています。
7. 不満や否定的な感情を周囲にぶつける人
最後は、自分の不満や怒りを、周囲の人にぶつけてしまう人です。
仕事をしていれば、うまくいかないこともあります。
疲れている日もあれば、不安になることもあるでしょう。
私自身も、いつも前向きな気持ちでいられるわけではありません。
ただ、だからといって、関係のない相手に不機嫌な態度を取ってよいわけではありません。
私は、感情を持つことと、その感情を相手にぶつけることは分けて考えたいと思っています。
もちろん、悩みを相談したり、助けを求めたりすることは悪いことではありません。
むしろ、必要なときには周囲を頼ることも大切です。
問題なのは、相手の気持ちや状況を考えず、一方的に不満をぶつけ続けてしまうことだと思います。
起業家の飲み会で聞いた「アドバイスされて腹が立った」という話
ここからは、私が実際に見聞きした出来事を紹介します。
以前、起業家が集まる飲み会に参加したときのことです。
その場にいたある方が、同じ学びの場に所属する仲間からアドバイスを受けたことについて、不満を話していました。
要するに、
「なぜ、あの人が自分にアドバイスしてくるのか」
ということです。
その方は、アドバイスの内容そのものだけでなく、相手が自分に対して教える立場を取っているように感じたことに、腹を立てている様子でした。
私は、この話を聞いて、なかなか難しい問題だなと思いました。
というのも、アドバイスをした側は、良かれと思って話した可能性があるからです。
しかし、受け取った側は、上から目線で接されたように感じてしまった。
同じやり取りでも、双方の認識が違っていたわけです。
私は、このような場面では、アドバイスの内容だけでなく、伝え方や相手との関係性が重要になると考えています。
正しいアドバイスでも、相手を不快にさせることがある
例えば、自分が相手のためになると思ってアドバイスしたとします。
しかし、その内容が相手にとって既に知っていることだったら、どうでしょうか。
あるいは、相手が相談を求めていないのに、一方的に指導するような話し方をしてしまったらどうでしょうか。
相手は、
「そんなことは分かっている」
「なぜ、あなたに教えられなければならないのか」
と感じるかもしれません。
私は、こうした問題が起きる理由の一つに、相手の状況を十分に理解していないことがあると思っています。
アドバイスをする前に、
「今、どのようなことで悩んでいるんですか?」
「もしよければ、私の経験をお話ししましょうか?」
と確認する。
それだけでも、相手の受け取り方は変わる可能性があります。
もちろん、どれだけ丁寧に伝えても、相手が不快に感じる場合はあります。
それでも、相手の状況を確認することには意味があると思っています。
自分の実績を誇らしげに話した同業者との会話
もう一つ、私自身が経験した出来事があります。
以前、ある会合で、久しぶりに会った同業者の方と話す機会がありました。
私は、その方に近況を尋ねました。
すると、その方は最近の仕事について、いろいろと話してくれました。
そして最後に、
「自分も、ついにここまで来ました!」
と、誇らしげに話していたのです。
私は、その言葉を聞いて、少し考えてしまいました。
というのも、その方が大きな成果として紹介していた内容が、私にとっては、そこまで特別なものには感じられなかったからです。
もちろん、どのような成果を大きいと感じるかは、人によって違います。
本人にとっては、長い努力の末に達成した重要な目標だったのかもしれません。
ですから、その成果自体を否定するつもりはありません。
ただ、私は、その会話を通じて、自分の実績をどのように伝えるかは難しいものだと感じました。
相手がどのような経験をしているのか。
どのような価値観を持っているのか。
そうしたことを考えずに、自分の実績を一方的に大きく見せようとすると、受け取り方によっては違和感が生まれることがあります。
私は、その場で特に指摘することはしませんでした。
しかし、心の中では、
「自分も、こういう伝え方には気をつけよう」
と思ったことを覚えています。
自慢話と実績紹介は何が違うのか?
ここで考えたいのが、自慢話と実績紹介の違いです。
個人でビジネスをしていると、自分の実績を伝えることが必要になる場面があります。
例えば、営業活動。
サービスの案内。
SNSでの情報発信。
こうした場面では、自分がどのような仕事をしてきたのかを説明する必要があります。
実績を伝えなければ、相手が自分の能力を判断できない場合もあるでしょう。
私は、実績を紹介すること自体は、決して悪いことではないと思っています。
ただし、伝え方には工夫が必要です。
例えば、
「私はこれだけすごいことをしています」
という話し方と、
「こういう仕事をしてきたので、このような形でお役に立てると思います」
という話し方では、相手が受け取る印象は違うかもしれません。
前者は、自分の評価を高めることが中心になっています。
一方、後者は、相手にとっての価値を説明しています。
私は、ビジネスにおける実績紹介では、この違いを意識することが重要だと考えています。
嫌われないように控えめにしていればよいわけではない
ここまで、相手を不快にさせないための考え方についてお話ししてきました。
しかし、私は、嫌われないように自分を抑えてばかりいることが正解だとは思っていません。
なぜなら、個人起業では、自分が何をしているのかを周囲に伝える必要があるからです。
例えば、自分の仕事について何も発信しない。
実績を紹介しない。
新しいサービスを始めても、誰にも知らせない。
これでは、周囲の人が自分の活動を知る機会が少なくなってしまいます。
私は、個人でビジネスをするのであれば、必要な自己アピールはするべきだと考えています。
ただし、その際には、相手にどう受け取られるかを考えることが大切です。
自分の実績を伝える。
自分の考えを発信する。
必要なときには意見を述べる。
そのうえで、相手の立場や状況にも配慮する。
私は、このバランス感覚が重要だと思っています。
ビジネス指導では、嫌われる可能性があっても伝えるべきことがある
ここで、少し違った立場から考えてみます。
私は、ブログ収益化などのビジネス指導を行うことがあります。
その場合、相手から受講料をいただき、成果につながるように助言する立場です。
こうした関係では、単に相手を気持ちよくさせることだけが仕事ではありません。
例えば、受講者の方が、成果につながりにくい方法で作業を続けているとします。
その場合、私は、必要であれば問題点を指摘するべきだと考えています。
もちろん、相手が不快に感じる可能性もあります。
それでも、改善が必要なことを伝えなければ、指導者としての役割を果たせない場合があります。
ただし、ここでも重要なのは、相手のために伝えるという姿勢です。
自分の知識を見せつけたいから指摘するのではありません。
相手より優位に立ちたいから厳しいことを言うのでもありません。
相手が目標に近づくために必要だと判断したから、伝えるのです。
私は、同じ厳しい言葉でも、目的や伝え方によって意味が変わると思っています。
マウンティングされたと感じたとき、私はどうしているか
仕事や人付き合いをしていると、相手から上から目線のアドバイスを受けたように感じることがあります。
例えば、こちらの状況を十分に理解していないのに、一方的に指導するような話をされた場合です。
私は、そうしたときに、できるだけ感情的に反応しないようにしています。
まずは、相手の話を聞く。
その中に参考になる部分がないかを考える。
もし内容が自分にとって役立たなかったとしても、伝え方やコミュニケーションの面で学べることがないかを考える。
そんなふうに受け止めることがあります。
例えば、
「このような言い方をすると、相手は不快に感じるかもしれないな」
という学びです。
もちろん、いつでも冷静に対応できるわけではありません。
私自身も人間ですから、余計な一言を言われて、内心では面白くないと感じることもあります(笑)。
ただ、その場で相手を言い負かしても、得られるものが少ない場合があります。
私は、必要以上に対立するよりも、自分の学びに変える方が有益だと考えています。
一方で、明らかに失礼な言動や、繰り返される迷惑行為まで我慢する必要はありません。
状況によっては、距離を置いたり、はっきりと意思を伝えたりすることも大切です。
自分の言動が相手のエネルギーを奪っていないか確認する方法
では、日常の中で、どのようなことを意識すればよいのでしょうか。
私は、人と接した後に、簡単に振り返ってみることをおすすめしています。
例えば、次のようなことです。
- 相手の話を最後まで聞けただろうか
- 自分の話ばかりしていなかっただろうか
- 相手の時間を必要以上に使わせていなかっただろうか
- 求められていないアドバイスをしていなかっただろうか
- 相手の成果を素直に認められただろうか
- 自分の実績を伝えるとき、相手への配慮があっただろうか
- 相手にとって役立つ情報や行動を提供できただろうか
すべてを完璧にできる必要はありません。
私自身も、後から振り返って、
「あの言い方は、あまり良くなかったかもしれないな」
と思うことがあります。
ただ、そうした気づきがあれば、次から改善することができます。
私は、こうした小さな振り返りが、人間関係を良くするために役立つと考えています。
応援される人になるには、相手の立場で考えることが大切
私は、ビジネスで応援される人になるためには、まず相手の立場で考えることが重要だと思っています。
例えば、相手が何を求めているのか。
何に困っているのか。
どのような言葉をかけられたら、前向きな気持ちになれるのか。
こうしたことを考えながら接する。
それだけでも、人間関係は変わってくる可能性があります。
また、相手に価値を提供することも重要です。
役立つ情報を共有する。
必要なときに協力する。
相手の活動を応援する。
感謝を伝える。
こうした行動を積み重ねることで、信頼関係が築かれていくのではないでしょうか。
私は、これがビジネスでよく言われる「GIVEの精神」にもつながると思っています。
ただし、GIVEは、見返りを期待して何かをすることではありません。
相手にとって価値のあることを考え、できる範囲で行動することです。
その結果として、周囲から応援してもらえる関係が生まれれば、理想的だと思っています。
まとめ:ビジネスで嫌われないためには、相手のことを考える習慣を持とう
今回は、ビジネスで嫌われやすい人の特徴について、私自身が見聞きしてきた経験をもとにお話ししました。
私が特に重要だと考えているのは、相手のエネルギーを奪わないことです。
相手の時間を大切にする。
必要以上に否定しない。
お願い事ばかりしない。
他人の悪口を繰り返さない。
相手の立場や状況を考える。
自分の実績を伝えるときにも、相手への配慮を忘れない。
こうした行動を意識することが、信頼関係を築くうえで役立つと思っています。
ただし、嫌われることを恐れて、自分の意見を言わなくなる必要はありません。
必要な自己アピールはする。
伝えるべきことは伝える。
そのうえで、相手にどのように受け取られるかを考える。
私は、このバランスが重要だと感じています。
そして、最後にもう一つ。
人間は、誰でも失敗します。
私自身も、これまでの仕事や人付き合いの中で、気づかないうちに相手を不快にさせてしまったことがあるかもしれません。
だからこそ、自分は大丈夫だと思い込まず、日々の言動を振り返ることが大切なのだと思います。
「今の自分の言葉や行動は、相手にとってプラスだっただろうか?」
この問いを持つだけでも、人との接し方は少しずつ変わるのではないでしょうか。
私自身も、まだまだ勉強中です。
人間関係に、これで完成という状態はないのかもしれません。
仕事のスキルを磨くことと同じように、相手を理解する力も、これからずっと磨いていきたいと思っています。



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